更なるスキルアップを目指して、呼吸法を習得しませんか?ボイス教授の解説を聞いて、是非、呼吸法、習得にお役立てください。
「では今回は、前回の続きで呼吸の種類についてみていくとしよう。」
「まずはさっき説明した通常呼吸じゃ。そしてこれは服式呼吸と逆腹式(胸式)呼吸の大きく二つに分けられる。」
「腹式呼吸の反対に逆腹式(胸式)呼吸というのもあるんですね。」
「そうじゃ。」
「胸式呼吸と腹式呼吸では何が違うんでしょうか?」
「横隔膜の動き自体はどちらも変わらないんじゃ、つまり吐く時に横隔膜が下がり、吸う時に横隔膜が上がる。では何が違うかというと、横隔膜が動く際に広がる場所なんじゃ。」
「広がる場所?」
「そう胸式呼吸では息を吸って横隔膜が下がった時に胸が拡がる、そして腹式呼吸では横隔膜が下がった時にお腹が拡がるんじゃ。シンジ君普通に息を吸おうとした時にどこが拡がるかな?」
「あ、僕は胸が拡がりますね。人それぞれ違うんですか?」
「そうじゃ、一般的な割合としては胸式呼吸の人のほうが多いと言われておる。」
「でもなぜ腹式呼吸が歌にいいとされるんでしょう。」
「それは空気の溜め込む量に正解がある。胸式呼吸は人間の能力の30パーセント息をため込めるが腹式呼吸では人間の能力の70パーセントため込めると言われておるんじゃ。」
「それじゃあやっぱり腹式呼吸のほうが歌には有利なんですね。練習方法を教えてください!」
「よく話を聞くんじゃシンジ君。多いとはいえ腹式呼吸でも70パーセントなんじゃ。100パーセントではない。どうせ練習するなら100パーセントを目指そうじゃないか!!」
「えっ!そんなコトできるんですか?」
「そうワシがオススメしたいのはこれじゃ。その名も「完全呼吸」じゃ!これは胸式呼吸と腹式呼吸を組み合わせるコトによってほぼ100パーセントの呼吸の能力を引き出す方法はなんじゃよ。」
「へえどうやってやるんですか?」
「よろしいやってみようまずはお腹を凹ませながら息を吐こう、しっかり吐いてもうこれ以上吐けなくなったら、今度は胸の中に残った空気も吐いていこう。そして胸にもお腹にも空気が無くなったら。そこで息を止めてキープじゃ。」
「!?。。。。。。。。。。。。フーっ!ハァハァ物凄く辛いですねコレは。」
「まだあるぞ。今度は反対にお腹を膨らますように息を吸おう。お腹がパンパンになってもうこれ以上吸えなくなったらそのまま今度は胸を広げるようにして息を吸っていこう。そしてもうこれ以上息が吸えなくなったらそこでまた息を止めてキープじゃ。」
「。。。。。。。。。。。。フーっ!これも大変ですね。でも呼吸が鍛えられる感じがします。」
「カラダ全体がゴム風船のようになったイメージでよく膨らんでよく縮む呼吸筋を養っていくんじゃ。」
「よーし、わかりました教授。こうなったら早速家に帰って練習だ!」
「おいシンジ君!まだ話は終わっておらんぞ。。。。また行ってしまったか。。。まだまだ話したいことはあったんじゃがのう。。それはまた別の機会にするとしよう」