歌が上手くなる方法の舌と喉の使い方

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第六回 「声に安定感を!」

    ボイス教授がわかりやすく、舌と喉の使い方について解説しています。更なるスキルアップを目指して、舌と喉を上手く使うためのトレーニングを覚えましょう。ボイス教授の解説を聞いて、歌上達にお役立てください。

  • 第1章 「安定感をつくる喉のチューニング」
    声量アップのためのトレーニングである、リップロールトレーニング法を解説しております。
  • 第2章 「安定した発音」
    安定した発音をするためのトレーニング法を解説しております。

第六回「声量を出そう」

ボイストレーニング 歌が上手くなる方法 声量アップ

「ボイス教授!! 前回、声に安定感を持たせるために喉のチューニングのボイストレーニングを教えてもらったじゃないですか!?
カラオケで歌ってみると息切れなどはしなくなってきたと思うんですけど。。。

なんか自分の声を客観的に聞いて思ったんですが、「モゴモゴ」しているというか、言葉もハッキリしていなかったです」

「それも安定して聴こえない大きな要因じゃな。言葉をハッキリクリアに発声するにはやはり滑舌じゃ!!」

「あ、そういえばボクは滑舌が悪いとよく人から言われますね。。。」

「それでは滑舌を良くする方法を解説するとしよう!」

<第2章 安定した発音>

ボイストレーニング 歌が上手くなる方法 舌と喉の使い方

「声がもごついたり、ハッキリしなかったりするとどうしても声が安定しない。。。

すると、いわゆる上手くは聴こえなくなってしまうんじゃ。」

「でも、どうやったらそれが改善するんでしょう」

「キーポイントは実は舌とアゴとの関係を見直すことなんじゃよ。」

「舌とアゴとの関係?」

ボイストレーニング 舌と喉の関係 歌が上手くなる方法

「実際にやってみるとしよう。トレーニングのやり方は簡単じゃ!
少し口を開いて、アゴを動かさないようにラガラガラガと言ってみよう。」

「そんなの簡単ですよ教授。ラガラガラガ。ラガラガラガ。」

「シンジ君、話を聞いておったか?

アゴが発声するたびに細かく動いておるではないか。」

「あっそうか。意外に難しいんですね」

「いまシンジ君の口の中での起こっているのは言い換えると、舌とアゴが同時に動いている状態じゃ。
ちなみに大げさにアゴと舌を同時に動かしながらしゃべってごらん。お爺ちゃんのようなしゃべり方になるじゃろう」

「あっ! まんが日本昔話のような。。。」

「そうじゃほとんどの人は意識していないが訓練していないと段々と舌とアゴが固着してきて、ドンドン滑舌が悪くなってきてしまう。 それを引き剥がすのもこのトレーニングの目的じゃ。
滑舌は滑らかな舌と書くんじゃが、そのものズバリのイメージで舌だけ動かすようにするんじゃ。

次にヤガヤガと言ってみよう」

「ヤガヤガヤガ。ヤガヤガヤガ。。。これも大変です。」

「このボイストレーニングで鍛えたいのは舌なんじゃが。今やってもらった「ラ」「ガ」「ヤ」にはそれぞれ意味があるんじゃ。
舌を前部、後部、全体と分けると「ラ」というのはしたの先が主に動くはずじゃ。
変わって「ガ」は舌の後ろ側が大きく動く、最後に「ヤ」じゃがこれはした全体が前後に大きく動いているはずじゃ。」

「本当だ。舌の筋肉の各部位を効果的にトレーニング出来るってことですね?」

「そうじゃ。リップロールで喉の筋肉と呼吸の調整をしつつ、滑舌のボイストレーニングで舌を鍛え発音を安定化させる。
これを続けると段々と声は変わってくるじゃろう。」

「喉のボイストレーニングと舌のボイストレーニングで声に安定感が出てくるんですね!
よしッ!早速練習だぁ!!!」

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