更なるスキルアップを目指して、ミックスボイスに挑戦してみませんか。ボイス教授の解説を聞いて、是非、ミックスボイス習得にお役立てください。
「ワシの名前はボイス教授。ボイストレーニング予備校の校長じゃ。
日夜声について悩んでいる人々を救っておる。おっ!今日も迷える子羊がやってきたようじゃな。」
「ボイス教授!!」
「どうしたんじゃ!? シンジくん。そんなに慌てて。」
「前回、音程音痴について教えてもらったんですが、、、あとの2つについてまだ聞かずに家に帰ってしまいました...」
「あ、なーんじゃ! そのことか!
じゃあさっそく、他の二つの音痴を説明していくとするかのう!」
「リズム音痴と抑揚音痴じゃが、実はこの二つには関連性があるんじゃ。」
「というと?」
「ドン、ドン、ドン、ドン、ドンと同じ強さでリズムが刻まれていた時、、、シンジ君コレは何拍子だと思う?」
「何拍子!? う〜ん。いきなり難しいですね。よく分かりません。」
「それではこれはどうじゃ? ”ドンタッタ”、”ドンタッタ”と”強弱弱”、”強弱弱”のリズムだと、どう思うかな?」
「あ、それ聞いたことあります! なんだっけな〜。ワルツだ! だから三拍子ですね?」
「その通りじゃ。”ドンタッタ”、”ドンタッタ”。”1 2 3”、”1 2 3”。という風に聞こえるじゃろ!
次は、ドンタッ、ドンタッという強弱、強弱のリズムは?」
「うーん、二拍子ですか?」
「そう!その通り正解じゃ! つまりリズムを支配しているのは”強弱”なのじゃよ。 ”強弱”がなければ、最初にやったドン、ドン、ドン、ドンというリズムに聞こえてしまう。 歌でいうと、まるでお経のような歌に聞こえるんじゃ。」
「なるほど!リズム感っていうのは強弱を操ることをいうんですね。」
「そうなのじゃ。だからリズムを制するにはまずは強弱からじゃ」
「でも、、、歌でどうやったらいいんですか?」
「ではトレーニングの方法を教えようか。”アッ、アッ、アッ、アッ”と短くリズミカルに拍子に合わせて出してみよう!
慣れてきたら強、弱、強、弱で”アッ、アッ、アッ、アッ”と同じ音程で出してみるんじゃ。これも詳しくはのちほどのトレーニング音声解説で確認じゃ。」
「リズム感を養う方法、もう一つは歌いたい歌のメロディーを歌わずにリズムを手で叩いてみることじゃ。」
「どういうことですか?」
「例えばシンジ君が恭子ちゃんとカラオケに行って歌った歌はなんじゃ?」
「尾崎豊のI love youです。」
「出だしの"アイラーブユー"を歌わずにリズムを手で叩いてみる。"タターンターン"になるじゃろう?」
「あッ!! なるほど!"タターンターン"か。。。実際ボクが覚えていたリズムと違うかもしれないですね。伸ばすところがきちんと伸びていなかったかも。。。」
「歌のメロディーは音程とリズムと音の長さからできているんじゃ。 音程以外のリズムと音の長さを知る癖をこのトレーニングでつけることができるんじゃ!これもトレーニング音声解説で確認じゃ!」
「へえー。なるほどなあ。コレでまた少し明るい兆しが見えてきました今日も家に帰って練習してきますッ!」
「お〜い、シンジ君待ちたまえ。行ってしまったか... まだまだ伝えたいことはあったんじゃがのう...
それはまた別の機会にするとしよう!」